さくらいの落書き

持たざるリーマンによる試行錯誤の記録 Have nots employer's challenging diary

アフィリエイターとベジシャワーの最凶タッグがネットの信用をガタ落ちさせた件

10月の初め頃にあった※ブロリコ事件からひと月程で、新たな悪質アフィリエイター&商品が発掘されました。

https://togetter.com/li/1283646

こちらのベジシャワーという野菜を洗う商品ですが

すっきり洗菜ベジシャワー

すっきり洗菜ベジシャワー

99.9%の水と0.1%の炭酸カリウムから出来ているとのこと。
吹きかけると農薬が溶けて黄色い水が出てきた!と商品説明には書いてますが、そうではなく、最初に貼ったリンク先に書いてあるように、強アルカリで色素が溶けだしているだけのようです。


そもそも黄色の農薬とか聞いたことねえぞ。
かっぺのオラでも。


500ml前後の容量で4000円以上の値段はぼったくりすぎですし、野菜を洗う上でアルカリ性を必要とするなら、体への害のなさも踏まえて重曹で十分でしょう。

自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

ベジシャワーの恐ろしいところは、アフィリエイト単価の高さです。
改めて検索したら、ほとんど削除されてしまっていて見つかりませんでしたが、ちらっと見た記憶では1000円前後だったかと思います。


検索していたら、ベジシャワーはホントに悪なのか?と比較してるフリをして、ベジシャワー万歳なアフィリエイト仲間を紹介しまくる→やっぱりベジシャワー最高!という結論で売りつける、比較する気のサラサラないクソサイトも見つけました。


そもそも定価4000円の商品がアフィリエイト単価1000円て高すぎますよね。

なぜこんな事が出来るのかと言うと、商品の中身自体が、ただの水にアルカリ性の物質を少し溶かしただけのモノであり、原価がほとんどかかっていないからです。


容器代入れて100円以下ではないでしょうか。


それを4000円で売るので、広告費が高くても問題ないというカラクリです。


そしてアフィリエイト単価が高いと世のアフィリエイター達がこぞってブログ等に紹介します。

しかも、売るためにめちゃくちゃに盛りまくった高評価で紹介するのです。


そしてネット上には、過剰に褒めそやされた粗悪品が拡散して行ってしまう。


この構図恐ろしすぎじゃないですか?


原価のかかってるまともな商品ほど、広告にそんなに金かけられないですから、むしろ競争に負けて無くなってしまうかもしれないことを考えると、アフィリエイトと詐欺商品の組み合わせがいかに凶悪か。


今後この組み合わせはどんどん増えていくでしょうし、拡散を防ぐためにも金に魂を売って粗悪品を売りつけるアフィリエイターは、ガンガン公に晒していかなければいけません。

悲しいことですが、ネットの1次情報は基本的に信用しない方が良いという状況に、もうなってしまったのかもしれません…



※ブロリコ事件

ゴリラという名のアフィリエイターが、内科医工藤という架空の医者になりきり、自分が勤める会社の商品「ブロリコ」をガンに効くと紹介して売っていた事件のこと。