さくらいの落書き

持たざるリーマンによる試行錯誤の記録 Have nots employer's challenging diary

「須藤元気のつくり方」が最近の自己啓発、ビジネス本の全部盛りだった件

最近ブログが滞っていました。
年末までに150記事達成するってイキったのに…


原因はしてたのかすら怪しいオナ禁をやめてしまったこと、そこからの賢者タイム中に意識高くYouTubeを見始めるルーティーンが確立してしまう低スペあるあるが有力と考えられていますが、現在調査中です。


実は僕、昔から格闘技を見るのが好きで、中〜高校生の頃はガチンコファイトクラブ
K‐1WorldMAX、Dynamite!などがゴールデンタイムに放送されているのを、食い入るように見ていました。

そしてK‐1WorldMAXの全盛期に、トリッキーな動きと派手な入場パフォーマンスで有名だった選手こそ、本記事で紹介する「須藤元気のつくり方」の著、須藤元気氏なのです。
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彼は元々総合格闘技の選手なので、キックボクシングはアウェーのはずなんですが、読めない動きで相手を翻弄し、バックハンドブローを当てるのが上手い、強い選手だった印象があります。

公式ではある試合で首を痛めたことが引退の原因ということになっていましたが、「須藤元気のつくり方」の中で原因はケガだけでなく、情熱が冷めてしまったこと、そして格闘技ブームの終わりを感じていたことと語っています。

引退後、彼は拓殖大学レスリング部の監督をしながら、なんと7年も前にYouTuberとしてデビューしていました。
https://youtu.be/NGdyaDnnrLM

現在は何冊も書籍を発表し、アーティストとしてYouTubeにダンスの動画をアップし、レスリング部の監督も続けられています。


現役の頃からクレバーで他の選手とは一風違った印象を与えつつ、結果も出していた須藤氏ですが、元々は内気なタイプでマンガやゲームが好きな子供だったそうです。

そもそも名前自体が漫画由来だったとか。

本の中でも随所にマンガやマリ○などのゲームネタが散りばめられています(笑)


本書は冒頭から、先日ブログで紹介した「ブランド人になれ」http://takoyaki33kun.hatenadiary.jp/entry/2018/07/23/192231
の核とも言える部分をなんと1ページで表現しています。(エナジードリンク的な意味ではなく、本気でブランド人を目指した場合に大切なことです。)

彼は格闘家として努力し、結果を出しながら色々なことに手を出してもいました。

やりたいことを何でも素直にやっていたのです。
…こ、これは…まさかの多動力…

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

そして、彼は当時格闘家として最短で一流のリングに上がるにはどういうルートを通るのが良いのかと考え、実力あっての事ではありますが、他とは全く違う行動をして、実際その通りの結果を出しています。

い…イシューから始めている…

これは寿司屋で長年かけて行う修行は無駄と切り捨てた、ホリエモン氏の発言にも通ずる部分ですね。


本書の内容は須藤元気氏の自伝なのですが、格闘家という稼げる期間が極端に短く、潰しの効かない職業をしながらも、今確実に成功を収めている彼が何を考えて行動してきたのか。

そのエッセンスが色々な気づきをくれます。
事実、本書1冊の中に少なくとも3冊分の自己啓発書の内容が含まれていました。

彼がもし本書で言う通り(半分冗談ですがw)、東大に入学して、その後一流企業でサラリーマンになっていたら、今よりこの本は売れたのではないかと僕は思ってしまいます。


自己啓発書を買うビジネスマンの方が、本を買う格闘技ファンよりも明らかに層が大きいので。


本書はエッセンスとエピソードを重視し、読者層のことも考えてなのか、小難しい言い回しは少ないので読みやすく、メタ視点の大切さなどが具体例から学ぶことができる、稀有な本だと僕は感じました。

成功する人の共通点を認識できる本とも言えます。


KindleUnlimitedなら無料で読めますし、Kindleなら700円、文庫本ならさらに安く読めるので、元格闘家の実業家である「須藤元気氏」に少しでも興味がある方にはオススメの本です。