さくらいの落書き

持たざるリーマンによる試行錯誤の記録 Have nots employer's challenging diary

僕は鍋を証明しようと思う。

「青果コーナーで出会ったキャベツはどうなった?」

「最初に行った1/4カットが上手く行きましたよ。鍋の素の支持通りの分量です。あとはいつものようにザク切りにしました。」
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「にんじんは?」

「この前インスタントラーメンに入れた残りですね。冷蔵庫から取り出して皮むきフェーズをクリア。その後の拍子切りルーティーンでなんなく鍋にぶち込みました。」
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「もう一つ、青果コーナーでいい感じに安売りされてたのあったよな、何だっけあの白いの…」
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「エリンギだったら人参切った後に、軽く水洗いして、あっという間に拍子切りにしてやりましたよ」

僕はそう言って、携帯に残っていたカット済みのエリンギの画像を見せた。
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「完全に火の通り易い大きさになってますね」

その男はやれやれといった表情で僕を見て笑った。
僕も笑い返す。

1kの狭いアパートの天井を見上げながら静かに乾杯をして、暖かい鍋を口の中に押し込む。

年末を迎えた東京の空気は限りなく透明で、隣に建ち、俺の部屋への日差しを遮っている一軒家の壁がはっきりと見える。

申し訳程度に入った西日で、わずかに舞った埃がキラキラと輝いている。

「この安アパートは、僕たちのちっさい鍋パ会場みたいなもんですね」

「ああ、格安のな」


彼に出会う前まで、僕はファーストフードとコンビニ弁当を繰り返す、その他大勢の野菜不足男のひとりにすぎなかった。

すべての野菜補給の頼みの綱にしていた野菜ジュースに飽きてしまい、心機一転青汁に手を出すも味がどうしても受け付けず、成人病まっしぐらの人生を送っていた。

しかし、彼が教えてくれた数々のテクノロジーが僕のすべてを変えたのだ。

今日の朝、近場のスーパーで彼を偶然見つけた。それから東京を舞台に、地味だが最高に健康的な僕の鍋食生活がはじまった。

僕は男の(健康への)欲望を実現するための味の〇テクノロ ジーを手にしてしまったのだ。

鍋パ工学。

今では洗濯や掃除など様々な分野が、一人暮らしの者達によって行われている。

かつては主婦達がガッツで回していたこうした業界は、日用品を開発するメーカーの努力によって、働きながらでも行うことが可能になっている。

だったら、鍋だって同じことになりはしないだろうか?
答えはイエスだ。

鍋の世界でも、恐ろしく便利なテクノロジーが密かに開発されていたのだ。
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”Nabepeople always will win”
(最後はいつだって、鍋ピが勝利する。)
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鍋ってなんか敬遠してたんですが、初チャレンジしてみました。先日友人にご馳走になったトマト鍋とすき焼き鍋、豚肉を使った鍋が美味しかったのがきっかけで作ってみました。


鍋、楽だし野菜食えるし、せっかく買ったのに眠ってたシャトルシェフは出番がくるしで、最高ですね!

サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 2.8L アプリコット KBF-3000 APR

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次は「彼女と鳥を使った塩鍋を楽しもうと思う」(願望


画像の鍋キューブ、口がチャックになっていて少しずつ使えるので、一人暮らしに便利です。

https://twitter.com/tomoki_sora_/status/681738732999802880


鍋もラーメンドンブリで食べましたw


脱鍋童貞したばかりでなんですが、冬はやっぱ鍋ですね(笑)

ネタ元ぼくは愛を証明しようと思う。(3) (アフタヌーンコミックス)
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