「LOVE理論」は読みやすさと面白さも兼ね備えた恋愛の参考書である
Twitterで仲良くさせていただいている渡辺さんがお奨めされていたLOVE理論を読みました。
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: ミズノオフィス
- 発売日: 2014/03/03
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
全体的に、読者を楽しませるためにギャグ調で書かれてはいますが、中身はしっかりしていて実用的であり恋愛工学のハウツーと近い理論も結構ありました。
執着の分散理論、DKの心変わり理論、アリアリ理論なんかは名前が違うだけで色々なメディアが紹介しているハウツーです。
内容が重複しているということは、それだけ有用であるとも言えます。
例えばBTO理論などは、男のモテの根幹となる自信をつけること、女性に慣れることに関しての具体的な解決策でしょう。
どうしても未経験のことを自信満々でこなすのは難しいですからね。
トーク系の理論も面白いもの、実用的なものが多かったです。
自虐ギレ理論、大変じゃない理論なんかは応用も効きますし、会話の節々に組み込めば上手に女の子の話を引き出せると思います。
合コンでの立ち振る舞いに関しても、いつも呼ばれる側の方にとって参考になる内容が結構ありました。
確かにここに書かれていることを実践すれば、まだ自分からは出会いを作り出せない方であっても、周りに優秀な仲間がいれば、出会いに困らなくなると思います。
恋愛経験の少ない人にとって難関である、性的な関係に持っていくところも、コロンボ理論、バタンチュー理論、タクシー理論と実用的かつ、難しくないものを示してくれており、僕も参考にしたいと思ったところがいっぱいありました(笑)
一つ注意した方がいいかな、と思ったのは上っ面kindness理論です。
これについては、どうしても女性に媚びてしまう非モテ男性がやりすぎると、逆に媚びる姿勢が定着しすぎてしまい、なめられる男になってしまいそうな気がしました。
こういうのは、相手の自尊心を満たすもので、特に自分の評価をプラスにさせるものではないという意識を持ち、自分にもわざとらしくなく自然にやれるかな、というものを選択してやってみれば良いと思います。
全くやらないのも味気ないですしね。
個人的に、「最後に」という章に書かれた文章に凄く共感し、感動しました。
可愛い女の子に初めて好かれ受け入れて貰えた時の、あの何とも言えない幸福感は、これから頑張ろうとしている人達に是非味わっていただきたいものです。
最後になりますが、これはすべての恋愛書籍に言えることであり、LOVE理論には書かれていませんが、水野愛也氏もブログでおっしゃっていたことを紹介します。
「非モテのために出したこの本で、実際に結果を出したのは元々モテるやつであり、残念ながら結果としてモテるやつがさらにモテるようになっただけだった」
多分正確には、そこそこ恋愛はしているものの満足な結果は得ていない男性達がこの本を元に努力し、満足のいく結果を出せるようになった、ということだと思います。
モテるようになって欲しいと思った非モテ層には、行動に移してくれる人が少なかった、ともとれる水野氏の感想です。
ゼロから始めるというのは、凄くエネルギーのいることです。
しかし、何事も行動しなければ結果はついてきません。
正直、この本に書かれていることだけでも実践して頑張った人は、確実に結果を出せるだろうなと思いました。
それだけの実力はある本です。
ただ、大事なのは読んだ後実践するかどうか。
結果を出したい人は、一歩踏み出さなければいけません。
読むだけで終わらせず、実際に女の子をデートに誘ったりして実践していきましょう。